平成28年度第2次補正予算が閣議決定!
中小企業診断士の木下です。
お知らせが少し遅くなりましたが、8月24日に平成28年度第2次補正予算が閣議決定されました。
中小企業・小規模事業者の製造業に関連するところだと、もの補助(革新的ものづくり・商業・サービス開発支援事業)、持続化補助金(小規模事業者持続か補助金)は継続です。
今回は、生産性向上(IT化含む)、販路開拓、賃上げ・雇用対策などがキーワードになります。
○地域未来投資促進事業 予算1,001.3 億円
※もの補助(革新的ものづくり・商業・サービス開発支援事業)はここに含まれます。
中小企業・小規模事業者の生産性向上のため、革新的ものづくり・サービスの開発に加え、IT 化による業務効率化や、TPP も見据えた海外販路開拓などの新たな需要の創出も一体的に支援。なお、賃上げ・雇用対策に取り組む事業者や、最低賃金引上げの影響を受ける事業者による取組は重点的に支援。
○小規模事業者販路開拓支援事業(小規模事業者持続化補助金) 予算120.0 億円
小規模事業者が商工会・商工会議所と一体となって取り組む販路開拓や生産性向上の取組を支援。なお、賃上げ・雇用対策に取り組む事業者による取組は重点的に支援。
あとは、「生産性向上へ向けた取組の加速」ということで、Industry4.0やIoTに関連する内容が盛り込まれていますね。IoTに取り組み始めている企業には、活用できるものがあるかもしれません。詳細がわかりましたら、あらためてお知らせします。
○人工知能に関するグローバル研究拠点整備事業 予算195.0 億円
人工知能(AI)技術に関する最先端の研究開発・社会実装を推進するため、国内外の叡智 を集めた産学官一体の研究拠点を構築。
○ロボット導入促進のためのシステムインテグレータ育成事業 予算14.0 億円
最適な生産ラインの設計及びロボット導入を提案する企業(システムインテグレータ)の 育成を通じ、中小企業等の労働環境改善を促進。
○IoT を活用した新ビジネス創出推進事業 予算9.0 億円
訪日外国人の属性や行動履歴等の情報を様々な事業者が活用できるプラットフォームの 構築や地方発の IoT プロジェクトの創出に向けたメンター派遣等を実施。
○IoT 等連携推進事業 予算8.0 億円
2017 年のドイツ情報通信見本市(CeBIT)のパートナー国として、JETRO による日本パビ リオンの設置等、我が国企業の IoT ビジネスを支援。
○IoT を活用した社会システム整備事業 予算3.0 億円
冷蔵庫、TV 等あらゆる機器を含めたエネルギーマネジメント等の実証を行い、省エネを さらに促進するとともに、リサイクル、リコール対策の徹底、新サービスの創出を図る。
経産省関連の概要はこちらをご覧ください。
⇒http://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2016/pdf/h28_2hosyuyosan_gaiyo.pdf