ブログ アーカイブ

EQ~こころの知能指数

こんにちは、中小企業診断士の木下です。

皆さん、「EQ」ってご存じですか?かなり流行ったのでご存じの方も多いのではないでしょうか。
言語的知能や論理数学的知能を測るものがIQ、対人的知能や内省的知能を測るものがEQ。IQが高いだけでは仕事でコンスタントに成果を出すのが難しいと言われています。

感情が動くには必ず根拠がある。だからこそ、どういったときに感情が動くのかを理解し、感情を1つの情報と捉えて行動に活かすことができます。EQは現在の行動を数値化したものなので、環境に合わせて、自分で意識的に、改善していくことができるそうです。

 

このEQを測る検査があるのですが、とある仕事の一環で私も受けました。

高かったのは次の4つ。

  1. 抑うつ性
    過去の失敗や過ちにいつまでもこだわらない。良い意味で割り切ることが多い。物事の感じ方・考え方が肯定的になる。
  2. 自己コントロール
    相手に対する怒りや嫌悪感を上手に隠して、表に出さないことが多い。どのような感情の動きも上手にコントロールする傾向がある。
  3. セルフ・エフィカシー
    何をするにも自信を持って取り組むことが多い。自分の能力の高さや経験に自信を持っているので、これからもうまくやっていけると考えている。
  4. 達成動機
    簡単には達成できない目標を設定して、これを達成しようとする意欲が強い。物事に対して粘り強く取り組むことが多い。

低かったのは次の3つ。

  1. 柔軟性
    非常にまじめで、ルールや既存の概念にこだわることが多い。自分の考えに固執するあまり、他社との折り合いがつきにくくなることがある。
  2. 情緒的表現性
    自分の感じていること(喜怒哀楽)を外に出すことが少ない。どちらかといえば無口で、おとなしい印象を周囲に与える。
  3. 感情的被影響性
    人の感情に影響を受けることが少なく、自他の感情を区別することが多い。そのため、周囲の感情に左右されずに、冷静な決断ができる場合が多い。ときに冷淡な印象を与える。

これを読むと、前向きで自分に自信があって、感情を表に出さない冷徹なまじめ人間ということのようです(笑)。

もともと他人に期待をもちすぎるからかイライラすることが多く、気性は荒い方だったのですが、大人になったからかその感情をある程度コントロールすることができるようになりました。その結果が自己コントロールの高さに繋がっているのだと思います。その反面、自己コントロールをするあまり、自分の感情(本心)を表に出さなくなり、それが情緒的表現性の低さにつながります。

今回、EQ検査を受けてみて、情緒的表現性の低さが私の弱点だと感じました。中小企業診断士として仕事をしていくうえで、相手の心をつかむには、自分の感情の動きを理解し、それを言語化する能力が重要です。実体験とそのときの葛藤をストーリーにすることで、聞く人の共感を得られると思うのです。しばらく、情緒的表現性を高めるために、ブログを書いたり、Facebookの投稿を増やしたりしたいと思います。

面白いので皆さんもぜひ1度受けてみてください!数年に1度くらいのペースで受けると、結果がガラッと変わっていることもあるそうですよ。

補助金の収益納付

こんにちは、木下です。

診断士として独立してから早8ヶ月が過ぎました。
独立してから色々な経験をさせてもらいましたが、その中には補助金の申請支援、実行支援などもあります。

補助金は事業を行ううえで、とてもありがたい制度です。しかし、利益が出た場合は、補助金交付額を上限に返還する「収益納付」という制度があり、儲かったら返さなければいけません。

実際に収益納付をする方はほとんどいらっしゃいませんが、考慮に入れておく必要はあります。
補助金は単にお金がもらえる制度ではなく、「借りる」くらいに考えないといけません。この点を知らずに補助金を申請する人が多いようです。

補助金をもらうことだけに目が行きがちですが、補助金をもらうには結構手間がかかります。書類を整理するだけでもかなりの手間です。

簡単に言ってしまうと、下記のような条件をクリアする必要があります。補助金をもらうために、あらかじめ覚悟しておきましょう!

  • 採択されただけでは補助金はもらえない
  • ルールが細かい
    書類の整備が大変⇒不備があると補助金はもらえない
  • 利益が出た場合は収益納付がある
  • 補助金の事業期間が終わった後も報告の義務がある

 

講師の学校5限目

こんにちは、木下です。

昨日は「講師の学校」最終講義の5限目。これまでの講義で学んだことを活かして、6名の受講生が模擬講義をしました。

持ち時間は1人20分。それぞれがご自身の強みを活かした個性的なコンテンツを準備してくださり、バラエティーに富んだ講義になりました。

この模擬講義の様子はビデオ撮影していました…!撮影することで余計に緊張感をあおってしまったようです(汗)。

講義のあとは全員でビデオを見ながら、振り返りをしました。自分の模擬講義のビデオを見るのは辛いものですが、辛いからこそ多くの学びがあります。皆さんから忌憚なきご意見が寄せられ、それぞれ課題を持ち帰っていただけた様子。ぜひ今後に活かしていただきたいと思います!

講師の学校 第1期を終えて事務局として感じたのは、講師に必要なスキルというのは鍛えれば誰でも伸ばせるということ。受講した皆さんが何かしら課題を見つけ、今後の更なるスキルアップにつなげていただきたいです。

講座を事務局として参加して、私自身人前で話すのは得意とは言えませんが、自分の個性に講師スキルを加えて私だけのスタイルを築いていきたいと思いました。

ディズニーランドのサービスリカバリー

こんにちは、木下です。

9月はじめ、東京ディズニーランドのアトラクション「ジャングルクルーズ ライン ワイルドライフ・エクスペディション」がリニューアルオープンしました。約16億円かけた全面リニューアルということで、先週の金曜日、とても楽しみにインパークしました。

リニューアル直後、しかもハロウィンのイベントが始まったばかりで、ジャングルクルーズも50分待ち。こんな行列は久しぶりに見ました。ファストパスがないのでがんばって並ぶしかありません。一人だったのでスマホで暇を潰しながら、8月に戻ったかのような暑さの中50分待ちました。自分で自分を褒めてあげたい。

やっと乗船口までたどり着き、船に乗り込みます。待たされて、期待もかなり高まっています。乗り込むと、明るい女性の船長が待っていました。お客様が全員乗り込んだところで、船がしゅっぱーつ!船長の楽しいトークとともに、船が進んでいきます。
乗船口から30秒ほど進んだところで、お出迎えのゾウの説明。それからクイズが始まりました。

船長「キリンって実はなくんです。どんな鳴き声でしょう?」
船長「では、シマウマの鳴き声って、どんなかわかりますか?」

船はなぜか止まっています。しばらく間を持たせた船長から、そのあと衝撃の一言が!

船長「システムトラブルで前の船が動かなくなってしまったので、バックで乗船口に戻ります」

今年一番のがっかりと言ってもいいほどがっかりしました。せっかくリニューアルしたジャングルクルーズに乗るためにディズニーランドに来て、しかも船に乗って途中まで進んでいたんです。同乗していた方も同じ気持ちだったと思います。

しかし、ここからがディズニーのうまいところでして、乗船口に戻ると謝罪の言葉とともに、すぐに好きなアトラクションに並ばずに乗れる「優待券」をいただきました。全アトラクションに使えるファストパスみたいなものです。一気に気分があがります。

「この優待券、どのアトラクションに使おうかな~」

なんとなくジャングルクルーズに乗れなかったことは、もういいかという気分になります。結局私は70分待ちだったモンスターズインクに乗りました。

 

このように、サービスに失敗(ジャングルクルーズのシステムトラブルでお客様にサービスを提供できなかったこと)に対して、迅速な謝罪、代替サービスを提供して、その誠意のある対応で顧客満足度を高めることを「サービスリカバリー」といいます。

サービスリカバリーとは、サービスの失敗に対する対応のこと。
顧客のクレームや欠陥の発生などに対し、素早い謝罪、原因調査、保証などを行うことがこれに該当する。
優れたサービスリカバリーは、顧客の満足度を高めることにつながるとされている。
http://bizex.goo.ne.jp/tool/mng/1_6/3174/

どんな方でも仕事で失敗することもあるでしょう。私だってそうです。でも、そのあとどうやって対応するかによって、顧客満足を高めることもできるのです。

講師の学校3限目@モラロジー研究所

こんにちは、木下です。

私が事務局を務める「講師の学校」も折り返し地点にきました。3・4限目は、千葉県南柏のモラロジー研究所にお邪魔して、合宿形式でじっくり学びます。

空気が爽やかで気持ちいいうえに、通りすがりの中高生が皆さん挨拶してくださるので気分も清々しい!学ぶにはとても良い環境です。今回は、その一角にある研修寮で講義が始まりました。

講義は一方的に「伝える」ものではなく、「伝わる」講義でなければ意味がありません。そのためには、まずはじめに講師に対して信頼感を持っていただき、聞き手の心のコップを上向きにする必要があります。これは講師だけでなく、誰と話すときにも心がけなければいけないことです。経営者とお話するとき、まずは信頼を得ないと踏み込んだお話をしていただけないのと同じですね。

以前、「診断士として最も大切なものは何か?」と聞かれたときに、「信頼」と答えたことを思い出しました。初心を忘れず、何に取り組むにしても周りの信頼を得られるよう真摯に取り組んでいきたいと改めて感じました。

 

封筒のサイズ 定形?定形外?

こんにちは、木下です。

今日、郵便物を送ろうと、A4用紙が折らずに封入できるサイズの封筒にパンフレットを数部入れました。
それから重さを量って、切手の値段を調べようとしたとき、「あれ?この封筒って、定形だっけ?定形外だっけ?」。わからなくなってしまいました。

結果的にはGoogle先生に教えてもらって、A4用紙が折らずに封入できるサイズの封筒=定形外ということがわかりました。
ところが、実はとっても簡単な定形/定形外の見極め方があったんです。

定形封筒には、赤で郵便番号の枠が印刷されています。
なぜかというと、機械で郵便番号を読み取る際に、赤枠は読み取らず、数字のみを読み取ります。黒枠にしてしまうと、数字と黒枠を一緒に読み取ってしまい、数字として認識されないのです。
赤枠というのはJISでも決められています。

定形外封筒には、郵便番号の枠がありません。
これは、そもそも機械で郵便番号を読み取っていないからです。

もしかしたら常識なのかもしれませんが、郵便物をあまり出したことがなかったので、三十数年生きていてはじめて知りました(笑)。

執筆に役立つ!引用のルール

こんにちは、木下です。

先週、日本経済新聞出版社から発売された診断士試験対策のテキストに盗用が疑われる部分が複数あるというニュースがありました。(資格試験参考書、回収し絶版へ 日本経済新聞出版社 2014/9/19日経新聞)

執筆活動をしている方には、関係のない話ではありません。しかも執筆者は診断士ですから、他人事とは思えません。

というわけで、執筆する際に役立つ&自分の身を守るための引用のルールについて調べてみました。

 

引用のルール

著作権法第三十二条に以下のような記載があります。

著作権法第三十二条
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。

つまり、公正な慣行正当な範囲内でなら、引用は可能ということです。でも…公正とか、正当な範囲とか言われてもよくわかりませんよね。

公益社団法人著作権情報センターのHPによると、次の条件を満たす必要があります。

  1. 引用する必然性があること
    引用しなければ説明がつかない場合、引用しなければ話が進まない場合など、引用する必然性が認められないといけません。
  2. 内容的な主従関係があること
    自分で執筆する部分が「主」で、引用する部分が「従」の文章になっていなければいけません。
  3. 引用部分がわかるようになっていること
    引用部分をカッコなどでくくって、引用がわかるようにしておかなければいけません。また、引用部分を勝手に改変してはいけません。
  4. 出所を明記すること
    参考文献、出所、出典のように、引用した書籍を明示しなければいけません。

 

参考文献と引用の違い

参考文献から何かしらのアイディアやヒントを得て、自分の言葉で文章を書く場合は著作権上問題ありません。

ただし、引用箇所がわからないように引用してしまったり、引用元の文章を勝手に変更して利用したりすると、著作権にひっかかります。参考文献に記載していてもダメです。

 

執筆するときは引用に細心の注意を

万が一、著作権を侵害してしまうと、出版物が差し止めになったり、罰金を請求されたり…なんてことも。特にお仕事で執筆をするときには、細心の注意を払って確認しましょう。

創業スクール 9月23日(火祝)セミナー情報

こんにちは、木下です。

直前で恐縮ですが、本日9月23日(火祝)14:00~17:00に「ガンバレ!ちよだ創業スクール」のセミナーが開催されます。

第二創業・事業承継コースにフォーカスした内容となっていて、ゲスト講師として東都ラバーインダストリーの柴田社長がいらっしゃいます。

ご興味のある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

 


 

プロコンサルと成功者が語る 第二創業・事業承継の鍵

ちよだ創業スクール_9月23日セミナー第二創業・事業承継 千代田区 創業セミナー

日時: 9月23日(火祝)14:00~17:00

会場: 東京都千代田区内幸町1-5-2 内幸町平和ビル 地下1階会議室

JR新橋駅 日比谷口 徒歩5分
東京メトロ銀座線 新橋駅 7出口 徒歩4分
都営三田線 内幸町駅 A5出口 徒歩4分
アクセスマップ

受講料: 無料

内容:

  1. 第二創業・事業承継成功者の成功事例
  2. プロコンが語る第二創業・事業承継成功のポイント
  3. 第二創業・事業承継創業を考える対談会
  4. 「ガンバレ!ちよだ創業スクール」のご案内

創業スクール

こんにちは、木下です。

開業率を10%台まで上げ産業の新陳代謝を促すため、経産省の創業スクールという事業が行われています。
3つのコースがあり、いずれも破格のお値段で受講することができます。

  • ベーシックコース 10,800円(税込み) 全9回
  • 第二創業・再チャレンジコース 5,400円(税込み) 全6回
  • 女性起業家コース 10,800円(税込み) 全9回

私が賛助会員として所属するさいたま総研でも創業スクールの計画が採択され、開講することになりました。

まだお席に余裕がありますので、これから創業される方、漠然と創業を考えている方はぜひご検討ください!

経営を疑似体験!ビズストームインストラクター養成講座

こんにちは、木下です。

昨日、中小企業診断士の先輩が開発した研修ゲーム「ビズストーム」のインストラクター養成講座を受けてきました。

ビズストーム http://bizstorm.jp/

このゲームをプレーするのは3回目でしたが、やる度に新しい発見があります。

今回は1期目から借金をして、早いうちに従業員(鈴木さん(仮))を採用して育てました。
ところが、途中で3期目で退職してしまいました!あれほど投資して育てたのに…鈴木さん行かないで…。ここからのゲームの運びは本当に辛いものでした(涙)。

このゲームは短い時間で決断を繰り返していかなければいけませんし、同卓でプレーする人たちの出方次第で、いろんな状況が起こり得る。そのとき自分はどう対応するか?
また、どの市場を狙うか? 他社と競合した場合はどうするか? マスとニッチのどちらを狙うか? 考えることはたくさんあります。

必ず勝てる方法があるわけではないので、そこがまたワクワクするのでしょうね。

ぜひいろんな人に体験してもらいたいゲームです。どうやって皆さんに提案していけるか、楽しみながら考えていきたいと思います。